ジェネレーションギャップ

長文上等になって参りました。
全部読んで頂いた方はオマイ暇だなプギャー!!です。

さて、以前バイトの後輩君の口から聞いた言葉です。
世代的には彼は僕の3つ年下。
勉学についての話だったんですが、今の教育は可笑しいよねってのが事の発端。
人より得意な分野をより伸ばした方が役に立ち易いって聞きました。
僕も個人的には賛同派です。
ところが、彼が言っている事と僕の考えてる事とはちょっとニュアンスが違った。

・彼の内容
必要の無い分野(不得意な分野も含む)は何にもやらなくていいですよ。
何か一つだけ人よりできれば、他の事が全く出来なくてもそれでいいんですよ。

僕の意見としては
小学生、中学生は義務教育であり通常は高校生まで、その内容全てが将来役に立ち、かつ全てを使うものとは思っていない。
それは感じてるし、正直思っている。
個人的に世界史が大嫌いで、自国の歴史すら満足にできないヤツが世界の歴史なんて知るかー!俺は将来海外に出るつもりはない!って思ってた。いや思ってるw
それはどうでもいいんだけど、彼の考えは理解したつもりだが、納得ができない。
人より何か一つだけ長けてればいい。
そうなんだけど、それは違う分野でもそれなりの理解や教養がないと一つを伸ばすのは難しいと思う。全くできないとは思わないけど。
それが天武の才ってヤツ?違う?
まぁいわゆる生まれ持った才能、天才。

ちょうど面白い話を想い出して、今のバイト先に前、ケーキ職人の女性がいた。
彼女は小数点の掛け算ができなかった。足し算や引き算すら。
小数点計算そのものが嫌いでやらなかったらしい。
高卒ではあったけど、その場しのぎらしく理解度はホントの0。
そんな彼女がある時ケーキ屋に就職して掛け持ちをしていた。
その彼女が常日頃言ってた事が、いつも分量を間違えるらしい。
砂糖とか塩とか。
シェフの指示通りにやってもウマくいかなかったらしい。
詳しく聞くと、よくシェフに「あぁ〜、それ1.3倍くらい砂糖を増やしておいて」と言われて彼女は全く分からなかったらしい。
2倍まではいかないのは分かっても1.3倍の分量の感覚が掴めないとか?
流石に僕も754の1.3倍って言われて時間は掛かって正確な数値を言えるか保障はないけど、100の1.3倍なら130だろ?って電卓を使わなくてもできる。
ケーキ作るたっていつも変な数値とも思えない。
40の1.4倍は56とかそれくらいはちょっと考えれば出てくるははず。
厨房に電卓がある訳もなく、毎日が悪戦苦闘だったそうです。
何㌘かちゃんと言ってくれと怒ってましたw
何倍とかじゃなくて。

僕個人では、一つの分野を伸ばすにしても、他分野も時には必要って事。
他分野が全くできなかったら、応用という概念がなくなるのではないでしょうか。
ケーキを作るのに数学は要らないかもしれない。楽になる可能性はあるけど。
いちいち何倍とか言うシェフじゃなければ、問題もないけど、'普通'分かるはず。
苦手だとしてもやり方が分かってれば、時間が掛かりながらも答えに辿りつく。
が、全くできないとなるとコレほどの単純な会話すらなり得なくなる。

多少の得意不得意があってもそれなりの理解がないと困る時が来ると想う。
彼の本心にはやる必要性の低いものは、メンドイからやらない。
できそうな事だけやって、それが使えるとこで働くというただ楽に生きたいと聞こえた。
要するに一つだけやる方が楽で、将来BIGになるつもりもなく、ただ普通になればいいという考え。
ジェネレーションギャップとは些か大げさだが、そう考える人も多くなりはじめたのかな?と思った。
いますけどね、年上にも同世代にも、そういった考えを持ってる人。
僕はこんな状況ながらも自称野心家なんで、デカくなりたいんでアレですけど。
それが僕個人の将来の夢であってみんながみんな持ってるとは思いませんけど。
そういう意味で自己中なのかも知れませんね。

人に迷惑をかけなければ何をやってもいいなんて聞きますけど、果たしてウマく行くんですかね?
人に迷惑をかけて、かけられて相手を理解するって方法の一つもあるとは思うんですが。
全く人に迷惑をかけないで進むなんてなかなか難しいのでは?
迷惑をかけてる事に気付かないだけかも知れないですしね。
そういう意味で、相手への理解度が低いまま共同作業って難しくないですか?
だから、自分だけができる仕事を求めてるかも知れませんね。